◉タフ構文って何? too....to...構文
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The coffee is too hot / to drink.
左上の Hiro-Hiro-Eigo をクリックすると初期画面に戻ります
T先生:この英文をどう訳す? The coffee is too hot / to drink.
Sくん:「このコーヒーは熱すぎて飲めません」ですか。
T先生:いいね。この構文で気づいたことはある?
Sくん:うーん。わかりません。
T先生:ヒント。drinkの後ろ。
Sくん:あれ? drinkの後ろに「何を飲むのか」coffeeとか teaとか目的語がないです。
T先生:実はあるんだよ。考えてごらん。
Sくん:えーと..... わかった! The coffeeがdrinkの目的語だ!
The coffee is too hot / to drink◉.
T先生:正解。The coffeeは文の主語であり、かつ、drinkの目的語でもある。両方の役割を果たすんだ。
このように動詞の目的語だったものが文の主語になるパターンもある。「タフ構文」っていう。
Sくん:タフ構文?
T先生:そうTough。「難しい」の意味だよ。too...の後ろの形容詞が「難しい、やさしい、危険だ」の意味の時, こういう構文を取れる。
「タフ構文」は本来、too を伴わなくてもいいんだ。
This book is hard to understand.
That river is dangerous to swim in.
「今は説明をシンプルにするため『too + 形容詞 + to』の形で見ているけど、実は too がなくても同じタイプの構文(タフ構文)になるよ。」
まず次の「タフ構文」を和訳しよう。
This book is hard to understand.
「この本は( )するのが( )。」
That river is dangerous to swim in.
「あの川は( )のは( )だ。」
This word is difficult to pronounce.
「この単語は( )のが( )。」
Sくん:やってみます。
This book is hard to understand.
「この本は(理解)するのが(難しい)。」
That river is dangerous to swim in.
「あの川は(泳ぐ)のは(危険)だ。」
This word is difficult to pronounce.
「この単語は(発音する)のが(難しい)。」
T先生:いいね。では、それぞれの形容詞(hard, dangerous, difficult) の前に tooを入れて和訳しよう。
This book is too hard to understand.
That river is too dangerous to swim in.
This word is too difficult to pronounce.
Sくん:やってみます。
この本はあまりに難しすぎて理解できない。
その川はあまりに危険すぎて泳げない。
この単語はあまりに難しすぎて発音できない。
T先生:いいね。
Sくん:先生、質問が2つあります。まず、too ..../ to....の「to...」には「できない」って意味はあるんですか。
T先生:ないよ(笑) 直訳すると「この本はあまりにも難しすぎる / 理解するには。」となる。これを日本語で「あまりに難しすぎて/ 理解できない」としているだけだよ。
Sくん:なんだ。日本語訳の都合なんだ。
T先生:その通り。どちらの訳でもいいよ。
(OK)「あまりに....だ / ...するには」] This book is too difficult /to read. この本はあまりに難しい /読むには。
(OK)「....すぎるので / ....できない」] This book is too difficult / to read. この本はあまりに難しいので / 読めない。
Sくん:2つ目の質問なんですが、1番目と3番目の文は、understand this book, pronounce this word の構造がわかるんですけど、2番目の文のswim in のinってなんですか。
T先生:ヒントを出すね。「その川で泳ぐ」は "swim that river" って言える?
Sくん:言えません。
T先生:じゃなんて言う?
Sくん: "swim in that river" あ。そうか。inは必要だ。
T先生:ね。inは必要なんだよ。つけておこうよ。
より深く too .....for人 to.....のパターン
T先生:This book is too difficult /to read. というのは誰にとって読むのが難しすぎると思う?
Sくん:自分じゃないですか。
T先生:ブー。不正解。これは「世間一般の人、誰にとっても」なんだ。発言者が「誰にとっても難しすぎる」と思っているってこと。じゃ、「自分にとって」は難しすぎると言いたいならどうする?
Sくん:for me ?
T先生:いいね。 This book is too difficult / for me / to read. で「この本は難しすぎて/私には/読めない」あるいは「この本はあまりに難しすぎる /私が/読むには」となる。
Sくん:for ....をつけるとしたら位置は?to read..の直前?
T先生:そう。じゃ、This book is too difficult to read.で for her 「彼女が」を入れるとしたらどこ?
Sくん: This book is too diffiucult / for her / to read.
T先生:正解! 「この本はあまりに難しいので/彼女には/読めない」あるいは「この本は難しすぎる/彼女が/読むには」だ。
じゃ練習しよう。tooが出てきたら、/ forの前、/ to...の前でスラッシュを入れながら和訳して。
1. This book is too difficult for most high school students to understand. *most 大半の
2. I was too tired after the exam to concentrate on my homework. *concentrate on..に集中する
3. The mountain was too steep for us to climb without special equipment. *steep (坂などが)急だ *equipment装備
Sくん:やってみますね。(解答)
1. この本はあまりに難しい / 大半の高校生が / 理解するには
(この本はあまりに難しいすぎるので /大半の高校生は/理解できない)でも可。
2. 私は試験後あまりに疲れていた / 宿題に集中するには
(私は試験後あまりに疲れていたので/ 宿題に集中できなかった)でも可。
3. その山はあまりに急だった / 私たちが / 登るには / 特別な装備なしで
(その山はあまりに急だったので /私たちは/ 特別な装備なしでは登れなかった)でも可。
Sくん:先生、一つ質問があります。問題2のところで、to concentrate on ...の前に、for meは必要でしょうか。
T先生:いらないんだ。この場合、「私が疲れすぎている」から、「私が宿題に集中できなかった」のかは明らかだ。
「文の主語」と「不定詞の意味上の主語」が一致している時は、「for ....」は書かないのが普通なんだ。
❌ I was too tired... / for me / to concentrate on my homework.
⭕️ I was too tired ... / ------ / to concentrate on my homework.
Sくん:すると、too...to...構文で、for 人がいらないのは
1)誰にでも当てはまると発言者が思っている時
2)主語と不定詞の主語が一致 している時ですね。
(実際の英文では文脈から解釈がブレる時もある)
T先生:原則はその考えがわかりやすくていいと思うよ。(実際の英文では文脈から解釈がブレる時もある)
The coffee was too hot / to drink. と、The coffee was too hot/ for me / to drink. は伝えている意味が違うんだと言うことがわかったね。原則として前者は、発言者が誰にとってもコーヒーが熱すぎると思っていた場合、後者は自分にとっては熱すぎると思っていたと言うことが伝えられるよ。他の人には熱くなくても、猫舌の自分にとっては熱すぎたなんて場合には使うだろうね。ただし、会話などでは、前者でも後者と同じ意味にとる人もいると思うよ。
かなり深い 教師用メモ swim that river について
swim that riverは実は成り立つ。この他動詞のswimの場合、「川を泳いで渡る(渡りきる)」という意味になる。ただし、これを説明すると生徒は混乱するために説明しない方が良い。かなり文法レベルが上がってきたらわかるぐらいでいいのではないか。